日記

2023-04-27 18:12:00

日々の雑感 大学講義

コロナ禍も多少落ち着きを取り戻し、大学の授業も対面で行われるようになってきた。

 

県内の大学講義を担当することになり、講義はなれているものの、レジュメや配布物の作成にも気合が入る。

 

普段の実務の悪い癖で、どうしても夜型になってしまい、なんとかしないといけないと思っていたのだが、講義が朝9時からなので、いやおうなしに早起きになるため、大学講義もよいものだと思っている。

 

しかし、大学で講義をするたび、自分の大学時代がよみがえり、最前列に座って寝たり、レポートは殴り書きして提出したり、思い起こせば当時の先生にはご迷惑をおかけしたと、ひそかに反省するのである。

 

教える側にたつと、当時、授業態度の悪かった学生(私です)相手に、一生懸命に教壇に立っていた当時の先生の気持ちが痛いほどよくわかるのだ。悔やんでも仕方ないのだが、不真面目だった自分への罰が、こういう形で返ってくるとは思いもよらなかった。

 

最近の大学生は非常にまじめなのだろうか、ほとんどの学生が欠席することなく出席してくれるので、学生の皆さんには感謝しつつ、また、自分が大学生のころを自戒しつつ、少しでも満足いただけるよう、教壇にたつ今日この頃である。

2023-03-28 03:18:00

アフターコロナと新たな清潔感覚の創生

 私は20年くらいテレビは見ないのだが、ネット記事によると、日本テレビの番組で、芸人が笑いを取ろうとして、ペンギンの池に落ちたことが問題になっているらしい。

 実際に番組を見たわけではないが、状況は想像に固くない。ペンギンの池に落ちて笑いを取ろうとする感性がそもそも問題なのはさておき、テレビ局やスタッフも含めて、ここまで視聴者から強い批判を受けるとは予想外であったのではないか。

 アフターコロナとも呼べる現在、世の中の価値は大きく変わったが、その一つに「清潔感覚」があるように思う。清潔であることへの価値が大きく高まり、清潔さを冒涜する行いを毛嫌いする感覚が世の中に広まっているのは間違いないように思う。

 ペンギンの池に落ちることは、動物の側からも、施設の側からも清潔さの侵害であり、清潔さを侵害してまでも笑いを取ろうとする感覚自体、既に世の中に受け入れられないものとなった。

 マスメディアは、本来、最も大衆が持つ感覚に寄り添って仕事をするべきなのだろうが、今回のペンギンの事件は、テレビがどうしようもないほど大衆の感覚に鈍感であり、とどのつまり、テレビがオワコンであることを、ある意味露呈した事件だったのかもしれない。

 

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